ウッドデッキにも「強さ」→「デザイン」へ価値の変化を

これはマニルカラデッキに「いしがき模様」を彫り込んだ製品です

いわゆるデザイン加工の一種で「ウッドデッキにもデザイン性を取り入れよう」という試みで始めたものです

これまでマニルカラデッキはとかくその「強さ」ばかり注目されてきました

当然、その強さは木材の中でもトップクラス(屋外でも20年以上使用可能)で公共施設やお店のデッキなど負荷がかかる場所で長持ちさせることに需要がありました

しかし私がいつも惜しいと持っていたのが、木材の宿命ですが「どの樹種も最後はグレー色になる」という事です

雨に濡れる以上、色落ちはどうしても発生します

折角最初は綺麗な色あいだったデッキも結局どれも最後は同じグレーになるのが悔しかったのです

「グレーになるとどの木を使おうが見た目は同じ」

これに対して何とかならないかなと思案していた所この加工を施すことになったのです

こちらは「鋸目模様」です

こうしたデザイン加工をしたデッキの一番の特徴は「見た目のインパクト」だと思うのです(強さではなく)

これは色が落ちてもそのインパクトは残り続けます

お店のデッキでしたら常に他とは違うデッキに「珍しいなあ」という印象を供給し続けるでしょう

強さからインパクトへ特徴を変える(もちろん強さはそのままですが)ことでよりデッキの楽しみ方を増やせればなと思っていました

この加工をしだしたところ、意外なところで家具や室内の壁にも使ってもらいました

もはや「強さ」ではなく「デザイン」だけで選んで頂けたことが嬉しかったです

他にもいろんな可能性があると思っています

「いしがき模様」「鋸目模様」

面白い素材があることを知って頂ければと思います

※マニルカラのデザイン加工について http://www.manilkara.com/

長い目で見た時のマニルカラ最大のメリットはコレです

新築の住宅にウッドデッキを納入しました

ウッドデッキを設置するということはお家の方はほぼほぼ完成している状況です(大体デッキは一番最後です)

建築会社さんの指名で「マニルカラデッキ」を納めました

「マニルカラデッキ」はハードウッドに分類される木材で屋外でも20年以上使用出来る程強いデッキです

これはハードウッドの中でもトップクラスの強度です

これくらいの強度があれば、一般のベランダなら厚さ20mmでも十分対応可能です

色落ち等を気にしないのであれば定期的な塗装や防腐処理無しでも20年使えます

ここは「マニルカラデッキ」の最大の特徴で、要するに「何もしなくても20年以上腐食せずに使用できる」という事です

ウッドデッキは「使えて当たり前」の感覚を持たれているかもしれませんが、木を外に置くと当然劣化・腐食はします

ホームセンターで売られているソフトウッドの場合はその年数が早いので定期的な塗装や防腐処理が必要になります(それをしないと腐食してしまいます)

そうするとせっかくのお休みの日を定期的にウッドデッキのメンテナンスに費やさなくてはならなくなります

これは正直かなり手間だと思うのです

マニルカラデッキの場合はそれをスキップ出来ます

設置した後は何も気にせず20年は使って下さい

当然、色落ちやササクレはいずれ生じます

それが嫌だという場合はマニルカラでも塗装・防腐処理・ペーパー掛けは必要になります

外ですから埃や泥は少しは付きます

スリッパ・サンダルを履いていれば大丈夫です

初期費用はソフトウッドに比べて高額になります

しかしその後の手間による時間・労力を考えるとこちらの方がお得だと思います

今回はマニルカラのようなハードウッドデッキの見落としがちなメリットについて書かせて頂きました

※マニルカラデッキについて http://www.manilkara.com/

ちょっとやりすぎ?でも重厚感あふれるマニルカラ

「幅の広い丈夫な木ってある?」

愛媛県の建築会社さんからこんな依頼がありました

塀板を探しているようで、要は「雨に強い木で幅広のモノ」がご希望でした

「マニルカラっていうのがあってめちゃくちゃ強いですよ。幅広だったら厚み20の幅120がありますけど」

「もうちょっと広いの無い?」

「もっと広いのになると厚み30の幅150が最大ですね。でも塀板にこれはちょっとやりすぎな感じがしますね」

「ええよ。それもって来て」

私が「やりすぎ」といったのはマニルカラでしたら厚さ20mmでも十分に20年以上は使えるからです

ウッドデッキとしてでもそのくらい持つので負荷のかからない塀でしたらもっと長く使えるでしょう

木材は体積で価格が決まるので、厚さが厚くなるとその分金額もアップします

なので幅150mmとはいえ厚さ30mmはやりすぎなんじゃないかな、と思ったのです

最終的には建築会社さんが決める所なのでそれに従って現場へ送りました

1か月ほどたって見に行くと塀が出来上がっていました

幅150mmの塀板は初めて見たので今まで見てきたものよりも重厚感を感じます

マニルカラの持つ「強さ」を感じさせる塀が出来上がったなと思います

※マニルカラの塀板について http://www.manilkara.com/

よくある「ウッドデッキ」の「塀」使用

「マニルカラのデッキ20×120mmを○○枚持って来てください」

大工さんからご依頼を受け現場まで持って行きました

いかにも建設中といった感じでその時は「ここに置いときますね」と降ろして帰ってきました

ウッドデッキを作っているんだろうと思って、近所だったので「そろそろ出来たかな」と思い見に行くとウッドデッキではなく塀が完成していました

「これやっぱり硬いわ~」

と大工さんが言われていて、長く持つ材料でというお家の方のご要望に叶う樹種だと実感したとのことでした

マニルカラのようなハードウッドの場合、ウッドデッキを塀に使うのはよくあり、負荷も低いのでウッドデッキでも20年もつ木だと何年もつのか見当が付きません

マニルカラの色合いも洋風のこのお家に合っていたのでこの辺りも選んでもらった要因かなと思います

※マニルカラデッキ・塀板について http://www.manilkara.com/

厚さ12mmでも強い「マニルカラ塀板」

あるお家の境界線に塀板を設置しました

使用したのは「マニルカラ塀板」というもので厚さはなんと12mmです

「マニルカラ」はハードウッドに分類される超硬質木材で強度・耐久面では木材の中ではトップクラスです

それにより厚さ12mmでも「長持ちする丈夫な塀板」になります

ハードウッドの場合、同じサイズならば価格は高くなります

しかし厚さ12mmなのでソフトウッドよりも薄くても大丈夫なので価格も安く抑えることが出来ます

ソフトウッドの塀板でしたら厚さ25~30mmは欲しい所です(それ以下だとすぐ腐食すると思います)

施工する方も「軽くてええわ」と言われていたのでなるほどと思いました

施工する方にとって塀板は重いと設置は大変です

ハードウッドは重くなりがちですがその点でもこの薄い塀板は使い勝手がよかったのだと思います

丈夫で長持ちするきれいな塀板の完成です

※マニルカラの塀板について http://www.manilkara.com/

いい空間のセオリー「正反対のモノを同居させる」

東京のマンションの入り口で隣との仕切りの部分に「マニルカラ桟」を設置しました

「あまりスペースもなくて、でも木材を使いたいんですよ」

このようなオーダーでしたので迷わずマニルカラ桟 20×45mmをご提案しました

普通の木材でしたら20×45mm程度のサイズではすぐに腐食してしまうでしょう

しかしマニルカラの強度ならではの役割を果たします

厚さ20mmなので圧迫感はありません

でも20年以上は腐食せずに使えます

この写真を見た時に木材を使う事の意味が分かった気がしました

マンション側はコンクリートを基調とした材質で、正反対の木材を使えばお互いを引き立たせ合う効果が出てきます

またコンクリート側は白・グレー色に対してマニルカラの濃いブラウンなのも正反対な感じでそこもよかったと思います

「正反対のモノを同居させる」

いい空間はこのセオリーに倣っている所が多い気がします

※マニルカラ桟について http://www.manilkara.com/

ウッドデッキだけじゃない マニルカラの可能性

これはスノーボードで使用される埋め込みナットです

実験用の部品として製作依頼が来た時に作ったものです

スノーボードでの使用という事でまず「耐水性が高くないといけないな」ということと、単純に「ねじの締め付ける力に負けない材質」という2点から高強度のマニルカラで製作しました

木質が密で硬いのでタップもきちんと出ています

これは燃焼実験の炉の中に入れる部品だそうです

「木材で作って欲しい。でもすぐに燃えるのはダメ」

という要望で、聞いた時は「なぜ木材で?」という疑問はありましたが、とりあえず燃えにくいマニルカラで製作しました

こちらは治具として使われるものです

「硬い木で作って欲しい」というご依頼でしたのでこれもマニルカラで製作しました

「材が真っすぐであること」

これが重要なポイントでしたので一度四面モルダーをかけてまっすぐにしてから穴加工しました

長尺の製品でしたのでこれが一番難しかったです

マニルカラは通常はウッドデッキに使用されていますが、その硬さを利用していろんな用途にも使用されています

必要とあれば加工もふんだんにしてお届けしています

ウッドデッキ関連だけでなくいろんな用途に使用して頂いてマニルカラの可能性を広げていこうと思います

※マニルカラの加工品について http://www.manilkara.com/

アパレルショップのフローリングをワックス掛け

今度アパレルショップのフローリングに使用する「マニルカラフローリング」にワックスを塗っています

ワックスは色の無いクリアワックスなのですが、これを塗るだけでも見た目はかなり変わります

水で濡らしたとき色が変わるような感じですね

今回はワックスを塗った色合いを気に入って頂いたので、こちらで塗ってからお届けしようと思っています

これが塗る前のマニルカラフローリングです

かなり赤みが増してクラシックな感じになります

また木目も浮き立つので一枚毎に異なる表情になるので天然木フローリングとして醍醐味を味わえる空間になります

これが完成間近のアパレルショップです

雰囲気のいい空間になりそうです

マニルカラフローリングを選んだ要素として見た目だけではなくその強度もあります

お店では一般住宅よりも大勢の方が歩きます

その分普通のフローリングよりも負荷がかかります

さらにハイヒールのような一点に荷重がかかることもあります

こういった大きい負荷や一点荷重にも負けない強度が店舗フローリングには大事な要素になります

それをクリアできるフローリングとして選んで頂いております

これから長い間、お店の方には手間をかけさせることなく、かついい雰囲気を保つフローリングとして活躍してもらいたいです

※マニルカラフローリングについて http://www.manilkara.com/

マニルカラデッキを短時間で施工する秘訣は「準備」

あるお家の中庭に新しく縁側を設置している所です

今回は「マニルカラ」という超硬質デッキを使用します

マニルカラデッキでしたら20年以上は腐食せずに使用できるのでお家の方にとって「安心感」をもたらすことが出来ます

そんなマニルカラでも強いがゆえに大工さんにとっては大変なデッキにもなります

カットしたりビスを打つのが他のデッキよりも大変なんです

特にビスを打つ時は一発で行かずに「下穴」をあけることが必要になります

下穴をあけるという事は根太位置を調べた上であけなければいけないので、事前に「長さカット」もしておかなければいけません

そうするとビスを打つ前に「長さカット」→「下穴をあける」という段取りを「すべてのデッキでおこなう」必要があります

かなり手間がかかりますが、この準備こそが「逆に短時間で綺麗な施工になる」条件になります

ここまでの準備をした大工さんはビス打ちが早いです

あっという間に設置を終えてしましました

ビス打ちは最後の作業です

ラストスパートの気持ちも乗るのでしょう

ミスショットの無い傷もないきれいなベランダが完成しました

お家の方にとっても丈夫で手間のかからない安心して使用できる縁側です

これから20年以上にわたってお役に立ててもらえればと思います

※マニルカラデッキについて http://www.manilkara.com/

造船所で使用する船底を支えるスペーサー(マニルカラ製)

「硬い木でこんなの作って欲しいんやけど」

部品商の方からのお問い合わせに

「これは何に使われるんですか?」

と聞いたところ

「船の高さ調整にするんです」

話を聞いたところ造船所で船を作る時に何カ所か土台で支えているのですが、船底の形状が平らではないので各箇所の必要な高さが微妙に異なっているそうです

そこでその高さを調整する為の「スペーサー」が必要とのことでした

作業場は最後は海水を流し込むので、何度も使う為には「海水にも負けない強い木」が必要な事

あとは微妙な高さ調節のために形は「傾斜」が必要な事、が条件です

そこでウチで取り扱っている木材の中で一番強いのはイペかマニルカラという木でしたので、価格の安いマニルカラで製作しました

当然、強度が強いだけに傾斜の加工は大変です

傾斜面をツルツルにするのも大変でした

マニルカラならこの用途に十分応えられるスペーサーになります

ハードな役目ですがお役に立てて頂きたいです

※マニルカラについて http://www.manilkara.com/