「高温の炉に入れて実験する材料です。」

「強い木材でこれを作って欲しい」

お客様から、図面が送付されてこんなご依頼を頂きました

「これは何に使用されるのですか」

「高温の炉の中に入れて実験する材料です。なので高温にすぐに負けるような材料はダメなんです」

正直なところあまりイメージは湧かなかったのですが、要は「高温に負けない樹種」が必要なんだなと思い、マニルカラで製作しました

マニルカラは非常に強度の強い木材で、これ以上の強度を持つ樹種はほとんどないと思います

またそんな性質を持つ樹種の中でも価格は一番安いので、コスト面でもいいかなと思いご提案させて頂きました

この加工の重要なところはボルトの穴位置をしっかりとキープする為には、材料が真っすぐでなければいけない、という所です

木材というのは自然素材の為、多少の反りはどうしても生じてしまいます

そうするとボルトの穴位置は各穴とも一直線上になっていないといけないので、まずはマニルカラ角材を四方加工して真っすぐに直しました

その後、穴位置の直線状に位置することを最重要項目にして穴をあけました

長い角材程反りが生じやすいので、これには苦労しました

なんとか真っすぐで穴位置も一直線上の角材が出来上がりました

どういう実験かは詳しくは分かりませんが、この材料でお役に立ててもらえればと思います

マニルカラの加工製品について http://www.manilkara.com/

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