原産地
南米アマゾン、マットグロッソ地域、アマゾン河支流・タパジョス河流域、南米北部のスリナム
特徴
アカテツ科マニルカラ属の広葉樹
樹高は30~40メートル、直径は1メートル前後の大木である
原木は円形、垂直である
辺材は3~5センチメートル、赤味がかったベージュ色で心材との区別は明確である 心材は製材時は薄赤色であるが、空気に触れると赤褐色に変わる
木目は均一通直で木肌は細かい。表面滑らかで光沢がある美しい耐久財である 乾燥に応じて、歪み、ヒビ割れ等が出やすい
耐久力にすぐれ、腐食菌、シロアリに対する抵抗力がある 特に、フナクイムシに対する抵抗が強いので海洋構造物に良い
加工性
密度の高いノコ引き、カンナ掛けは高馬力が必要
釘打ちは不可能であり、道穴、ボルト締めが必要である
仕上がりは良好、表面に光沢がある。乾燥は時間を掛けて行う
収縮率が比較的多く、ヒビ割れ、反りが出やすい
塗料の塗布性能は良く、美しい仕上がりになる
使用用途
屋外デッキ、橋梁部材、重構部材、海洋構造物、根太材
内装、装飾材、家具材、階段、フロア材として多用される
他の木材との強度比較
マニルカラ
比重 1.06
曲げ強度 2,138kg/cm2
圧縮強度 1,129kgf/cm2
ウリン
比重 1.04
曲げ強度 1,886kg/cm2
圧縮強度 911kgf/cm2
イペ
比重 1.12
曲げ強度 1,848kg/cm2
圧縮強度 966kgf/cm2
セランガンバツ
比重 0.98
曲げ強度 1,331kg/cm2
圧縮強度 701kgf/cm2
マニルカラについて詳しくはこちら https://www.manilkara.com/